2021/01/26
1919年3月1日から始まった三一独立運動から、今年は102年目になります。
日本では一般的には反日独立運動として知られている運動ですが、三一独立宣言文には、当時韓国を併合した日本を敵としてではなく、東洋の平和を築くための盟主として協働しようとする高い理想と願いが謳われています。この三一独立運動は非暴力的独立運動の先駆けとなったとも言えます。
その三一独立運動が起こる約1ヶ月前、当時朝鮮半島を統治していた日本の首都東京で、在日朝鮮人の大学生が中心となって2.8独立宣言文を発表し、民族の自決を訴え、自由と独立を希求しました。この宣言文と若者たちによる独立活動が三一独立運動へとつながっていきました。
ハンギョレ新聞社ウェブサイトより
http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/32738.html
現在、K-POPや韓国ドラマ、サムソンなどコリアンの文化と製品が世界的に広がる一方、南北、南南(韓国内の対立)日韓などの様々な葛藤が深刻化しています。100年前、若者たちが自由と独立を宣言した2.8の精神を振り返り、朝鮮半島や東アジアの平和のためにコリアンが再度一つとなり、対立を超えて理想を求め、共に発展、繁栄するために何が必要かを包括的に議論する機会を以下のように持ちます。
日時:2021年2月8日 19:00~21:00
場所:オンライン
内容:
■第一部 記念講演
「2.8宣言の背景」川崎栄子代表
「2.8運動の現代的な意義」白栒(ペク・スン)博士(2.8独立宣言文起草者 白寛洙博士の御子息)
【白栒博士プロフィール】
学歴:1962年韓国、ソウル大学法学部を卒業、 1968年高麗大学にて経済学修士を取得。 1969年米国オハイオ州大学にて経済学修士を取得。1976年ウェストバージニア大学にて経済学博士を取得。
経歴:1979年米国UNDP特別顧問。1977〜80年テネシーバレーAnthontz専任経済学者。1980〜86年テネシー大学研究教授。1987〜92年University of the District of Columba教授、2000年Washington University of Virginia 教授、2002年キングスパーク大学教授。2010年物理学会(ICNS-30)名誉議長に推戴。1986〜2014 米連邦労働省 専任経済学者
1981〜85年、テネシー州ノックスビル韓国人会会長、1987〜90年経済研友会会長、1988〜90年の韓米経済学会副会長、1989〜90年、ワシントン地域ソウル大学同窓会会長、1991〜94年前のアメリカソウル大学同窓会副会長、1983年〜キリスト教長老(ノックスビル韓国人長老教会、ワシントン中央長老教会)、1998年〜アメリカ韓国日報、朝鮮日報、中央日報、福音新聞コラムニスト。
著書:1999年詩集「それでも主の愛に溢れれば」。 2014年「米国桂冠詩人論」「英国桂冠詩人論」。 2019年 翻訳書「東幽録」(白寛洙博士が獄中で書いた漢詩71編の韓国語と英語訳。2.8宣言100周年を記念し出版した詩集)
■第二部 青年からの提案
金スンヒョン氏(米国ワシントン大学博士課程)
【プロフィール】
韓国陸軍士官学校で3年間(2013~2016年)中尉を務め、日本語と日本関連のコースを教える。 韓国の高麗大学にて日本学の修士号取得後、米国インディアナ大学ブルーミントン校で東アジア研究の修士号を取得。現在米国シアトルのワシントン大学にて国際関係学の博士課程に在籍中。
李ソクミン氏(早稲田大学大学院生)
【プロフィール】
1996年生まれ。韓国ソウル外国語高校を卒業後、早稲田大学政治経済学部卒業、現在は早稲田大学政治学研究科修士2年。
金ソンイン氏(日中貿易会社若手経営者)
【プロフィール】
京都市で在日コリアン3世として生まれる。幼稚園~大学まで日本の学校に通う。大学時代、日中韓交流イベントを開催。卒業後は一つのコリアと東アジアの平和を目的とする法人事務局で勤務し、プログラム運営に携わる。
その後、中国にわたり、2018年に独立し貿易事業を始める。現在は中国と日本の顧客に向けたBtoBの貿易サービスを展開中。
現地の中国・重慶市の文化や社会状況を伝えるYouTuberとしても活躍。
■質疑応答とディスカッション
参加方法:申し込みは以下のフォーム、
https://ws.formzu.net/fgen/S19602463/
もしくは、info@koreaunited.jpに、件名に「2.8フォーラム参加希望」とご記入の上、お名前、年齢、職業、連絡先を記載し、メールをお送りください。