2021/02/18
102年前の3月1日、日本に併合された朝鮮で、朝鮮の建国理念である“弘益人間”の精神に根ざした独立運動が起こりました。独立運動の基軸となった3.1独立宣言文には現代にも通じる自由民主主義の本質が示されました。
その独立運動の精神は現在分断された南北の朝鮮半島が、自由民主主義に基づいて統一するための道標となります。
100年前とは違い大韓民国は経済的にも発展し、海外のコリアンも大きな影響力を持つに至っています。
ところが、自由と人権を蹂躙する北朝鮮は人民を弾圧し続けるのみならず、国際的にも核兵器による脅威を与えています。分断以来、約1千万名もの離散家族が70年間も会うことができていない悲劇も続いています。
独立運動家が当時、米国、中国、日本などで勇敢な活動を国際的に展開したように、現代においてもコリアンが主導し、朝鮮半島全域で自由民主主義が実現する運動が展開することが求められています。また国際社会もそれを支援し、北東アジアと世界平和に貢献することが必要であります。
この度、日韓米で活躍するコリアンの市民社会活動のリーダーを招いて、独立運動の精神を振り返り、現代における意義を議論するフォーラムを開催する運びとなりました。多くの方々のご参加をお待ちしております。
日時:2021年3月1日 午後7時~9時(Zoomオープンは6時45分)
場所:オンライン(Zoomウェビナー形式)
内容:
記念講演
徐 仁澤(ソ・インテク)AKU Korea 共同代表
2012年に創立された韓国の数多くの朝鮮半島統一を願う市民団体の連合体であるAction for Korea Unitedの共同代表。
ONE K グローバルキャンペーン共同組織委員長を務め、2016年には韓国の政府機関である国務総理室にて国政課題評価委員を歴任した。
成均館大学大学院修士課程修了。
2014年統一部長官賞受賞。
柳在豊(リュ・ジェプン)ワンコリア財団 会長
米国ロヨラ大学の名誉教授で、米国の市民団体であるワンコリア財団(One Korea Foundation)の創設者であり会長。ソウル大学法学部を卒業し、ミネソタ大学にて社会学の博士号を取得。歴史、紛争解決、人口統計学、社会制度のミクロ社会学的解釈を研究し教えた。2人のバルチモア市長のアドバイザーを務め2015年には韓国の光復節の70周年の記念行事を米国会とリンカーンメモリアルでワンドリームワンコリアのキャンペーンとしてKPOP歌手などと共に開催した。
川崎栄子 AKUJapan代表理事
1942年、京都府で在日2世として生まれる。1960年、高校3年生の時に、在日コリアンの北朝鮮への帰還事業によって北朝鮮へ渡り、43年間を過ごした後、脱北。現在は著作活動や講演を行い、北朝鮮の実情を国際社会に伝える活動を各地で行っている。
著書 『日本から「北」に帰った人の物語』(新幹社)など。
<討論者>
村主道美(むらぬし みちみ) 学習院大学法学部政治学科教授
1957年山口県生まれ。学習院大学法学部政治学科教授。B.L. (東京大学法学部)、Ph.D. (International Politics, Department of Political Science, Yale University)。過去に上海国際問題研究所、復旦大学、北京大学客員教授。 専攻は国際政治、アジア、戦争、人権、Genocide. ロヒンギャ問題の国際ネットワークFree Rohingya CoalitionのCitizen Ambassadorでもある。近著に「ロヒンギャの『物語』と日本政府」(青山社 2020年)、「拉致問題と日朝関係」(集広舎 2021年2月)等がある。
小川 晴久(おがわ はるひさ)東京大学名誉教授
1941年愛知県生まれ。東洋思想学者、東京大学名誉教授、前二松學舍大学教授。NPO「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」名誉代表。専攻は東アジア思想史。1963年東京大学文学部東洋史学科卒、1969年同大学院中国哲学博士課程中退。東京女子大学助教授を経て、1978年韓国延世大学国学研究所客員研究員、1980年東京大学教養学部助教授、1988年同大学教授、2001年同大学定年退官、同大学名誉教授、二松學舍大学、同大学院文学研究科教授。
申込方法:申し込みは以下のフォームもしくは、info@koreaunited.jp に、件名に「3.1フォーラム参加希望」とご記入の上、お名前、年齢、職業、連絡先を記載し、メールをお送りください。
https://ws.formzu.net/dist/S9723877/